My Favorite Mountains No.3

剱岳・立山 from剱沢 山域;北アルプス 難易度;☆☆☆
山行日;2000.7.22()〜24()
ルート
(高低図)
第1日目;(扇沢-)黒部ダム-内蔵助谷-ハシゴ谷乗越-真砂沢ロッジ
第2日目;真砂沢ロッジ-剱沢雪渓-剱沢小屋-剱岳-剱沢小屋
第3日目;剱沢小屋-別山乗越-別山-真砂岳-立山
     (富士ノ折立-大汝山-雄山)-一ノ越-室堂(-扇沢)
写真集

クリックすると
数枚の写真が
表示されます

写真集@       写真集A
写真集B

ガイド

感想
 第1日目 扇沢からトロリーバスに乗って黒部ダムへ。 駅で観光客と別れて黒部側下流方面へ。『残雪が多いため通行注意』かなんかの看板(『通行止め』だったかも)を 過ぎてダムの下へ降りる。登山道は橋を渡った後黒部川の左岸を行く。この年(2000年)はやったら残雪多く登山道が 雪で埋ったところもありました。しばらく行くと内蔵助谷出合。水流がかなり激しく、下の廊下へ行く橋は見事に崩壊してました。 ここから内蔵助谷の右岸に取り付けられた登山道を行く。しかし整備があまりされてなく草が道を覆ってわかりにくいところや 登山道が残雪の下に完全に埋ってしまいかなり巻かなければならないところもあったので残雪の多い年は要注意です。 で、その残雪で作者はルートミスしました。残雪を巻いたところから踏み跡があったのでたどってみると行き止まり。 テン場で他の登山者の話を聞いてもけっこうみんな間違ってた模様。
 内蔵助平で大休止した後ハシゴ谷乗越に向けてひたすら登る。登り切ったら今度は剱沢に向かって下る。 剱沢に下りるといきなり雪渓。通常の年ならばこの時期(7月下旬)はこの辺は雪渓ではないらしいのですが 雪のあまりの多さに驚かされました。雪渓を少し登ると真砂沢ロッジに到着。幸いテン場は雪が切れてたので 冷たい思いをせずに済みました。

 第2日目 剱沢雪渓を登る。源次郎尾根を攀じるパーティーや平蔵谷を登る登山者を 横目にひたすら登って、と言っても斜度も緩いし楽しい雪渓歩きという感じで登って行くと剱沢小屋。荷物をデポして 軽装で剱へ向かう。一服剱を過ぎると急登。しかし前剱がでかく立ちはだかって剱岳はなかなか見えない。 急登を登りつめて前剱頂上に着くとようやく剱岳が、いきなりでっかく現れます。平蔵ノコルを過ぎると名所、カニのタテバイ。 写真を見ての通りほとんど垂直に近い壁に鎖がぶら下がっている所です。岩が固くホールドもしっかりしてるので技術的に はたいして難しい所は無いのですが岩に不慣れな人や高所恐怖症の人にはけっこうきついかも知れません。カニのタテバイを過ぎて まもなく剱岳頂上着。景色は申し分ありません。槍や乗鞍、御嶽も臨めます。景色を十分堪能したら下山。剱は頂上直下は 登りと下りで道が異なるのでペンキマークに注意して下ります。その下りの難所はカニのヨコバイ。登りのカニのタテバイと同様 鎖場ですがタテバイほどの高度感は無かった様な気がします。前剱の急斜面も浮石に気をつけて下ると剣山荘。ここから剱沢小屋までは 平坦な道なのでここでビールを買って飲み歩き。剱沢小屋のテン場では山岳救助隊の方々がボルダリングを楽しんでました。 また、ここから見る八ツ峰を従えた剱岳の勇姿は見事。ずっとみてても飽きる事がありませんでした。

 第3日目 剱沢小屋よりなおも続く雪渓を登る。途中で雪渓も終わり別山乗越へ。ここから室堂が 見えたのですが雪の多さにまたも驚き。別山方向へ進む。別山も剱岳のビューポイント。写真でみると剱岳の左下の平蔵谷、 右下の長次郎谷の雪渓が確認できます。一度下って登り返して真砂岳、もう一度下って登り返してようやく立山の一端、 富士ノ折立。岩場を歩いて行くと今山行の最高地点、立山(大汝山)山頂、3015m。眼下に黒部湖も臨め、景色は最高。 岩場の小さなアップダウンを繰り返して行くと雄山、3003m。ここは神社もあって登山者の数も一気に増えました。 後は下るのみ。一ノ越まで学校登山の《こんにちはトラップ》にあいながら下る。一ノ越から先は斜度も緩く 散歩気分で室堂へ。稜線では当たり前のこの格好も室堂周辺ではかなり違和感ある感じ。登山者:観光客=1:9以上 なので当然か。後はバスやロープウェイを乗り継いで扇沢へ。下山中に膝の調子が悪くなったものの無事怪我も無く 下山できました。 




inserted by FC2 system