My Favorite Mountains No.4

霞沢岳 山域;北アルプス 難易度;☆☆
山行日;2001.6.16()〜17()
ルート
(高低図)
第1日目;上高地-明神-徳本峠
第2日目;徳本峠-ジャンクションピーク-K1・K2ピーク-霞沢岳
      -ジャンクションピーク-徳本峠-明神-上高地
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ガイド

感想
 第1日目 上高地で集合して午前11時出発。1日目はコースタイムで3時間半ということでのんびり 歩く。明神で昼食&昼寝をして休憩。明神から5分ほどで徳本峠への分岐。昔あった大きな看板が無くなってちと寂しい感じ。 徳本への道に入ると行き交う人はほとんど皆無。しばらくだらだらした道を行く。車が通れる道から登山道に入っても しばらくだらだら登る。見上げると新緑がきれい。途中斜面が崩れている所では昔の道がなくなって沢沿いに新しい道ができている ところもあり自然の力に驚かされる。久しぶりのテント持ちでけっこうへばりながらも途中の水場で北アルプスの 天然水を飲んで体力回復して無事徳本峠着。
 最近欠かせないビールで乾杯。峠ははじめガスで展望が利かなかったけど、日没前にガスが取れて見事穂高の大展望。 料理長michiko嬢の選んだ今夜のメニューはすき焼き。素晴らしい展望と美味しい料理に囲まれ…幸せ!! ヤマノボラーでよかったと思えるひとときでした。
 夜は星空&闇にうっすら浮かぶ穂高連峰が見事。夜目が醒めた時に星を見るのもテント泊の楽しみのひとつかな。

 第2日目   午前4時起床。テントから出ると穂高連峰が朝霧の中に浮かび上がって神秘的な景色を見せてくれた。 前穂〜明神岳がモルゲンロートに輝くのを確認したら霞沢岳に向けて出発。徳本〜霞沢岳は同じ道を往復するため 荷物は軽い。出発して30分ほどで『スタジオ・ジャンクション』の看板があるところへ。徳本峠と若干角度が異なる穂高連峰、 それに常念岳や大天井岳の展望を堪能して登る事さらに30分ほどでジャンクションピーク。頂上一体は樹林帯で残雪が豊富。 ピークからは東側の展望が開け、八ヶ岳、南アルプス、そして富士山を拝む事ができた。
 ジャンクションピークで朝食を取り、なおも残雪の樹林帯を行く。樹林帯の間からようやく霞沢岳が見えるが遠い。標高差も けっこうありそう。登山道はペンキマークがところどころあるのだけど本能?のせいかつい雪のある方に足が向いてしまう…。 ルートファインディング(といってもペンキマーク探しだけど)しながらゆっくり下っていく。 すると、カモシカのお出迎え。しかし登山道上でじっとこちらを見つめて動かない。にらめっこしててもしょうがないので2,3歩 踏み出すと樹林帯の中へ走って行った。
 しばらくちいさなアップダウンを繰り返した後、最後の急登。しかしこれが辛かった。辛い原因の第1位は小さな虫がやたら 多かった事。作者には比較的寄ってこなかったものの、michiko嬢は虫に好かれたらしく大苦戦。ところどころハクサンコザクラ などの高山植物が心を癒してくれたものの虫には勝てなかった模様。また、尾根の北側に登山道がつけられたところでは残雪の トラバースが数ヶ所。雪上歩行の経験が少ないmichiko嬢、ここでも苦戦。いいかげんバテはじめた頃、ようやくK1ピーク。 これまでの苦労が報われ、一気に展望が開けた。焼岳の上には遠く白山もはっきり見える。上高地の帝国ホテルも 見下ろせる。ここでNGぶっこいたらさぞかし気分が良いだろうと思うも実行せず。最近は緊急時以外は自粛してます。
 K1ピーク直前で追いついた先行パーティーと労をねぎらった後霞沢岳へ向けて出発。10分ほどでK2ピーク。稜線上の 行動は見た目よりも時間がかからない。そこから20分ほど行って頂上直下の雪渓を抜けるとようやく今回の目的地、霞沢岳の 頂上。さきほどのパーティはK1ピークまでで引き返したため霞沢岳頂上はうちらが占拠。梅雨の最中とは思えぬほど好天に恵まれ、 名展望台として知られるここからの景色を十分堪能。いつも思う事ながらやっぱ山はいいっス。
 帰りは登りの苦労がうそのように楽チン。ジャンクションピークへの登り返しも大した事なく、角度が変わる穂高連峰の眺めを 楽しみながらの歩行。徳本峠までの最後の部分は行きと違って明神への分岐点を通過せずに徳本峠展望台にダイレクトに抜ける道を 選択。地図には載ってなかったもののだいたい整備されており問題無く歩けました。
 徳本峠から明神までは昨日来た道をそのまんま下山。明神でアルコールエネルギーを補給して上高地へ。いつもながら うんざりする長い平坦な道を行くと終点、上高地。お約束?の河童橋で記念撮影して行程終了。お疲れ様でした。




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