My Favorite Mountains No.6

新穂高温泉〜槍ヶ岳 山域;北アルプス 槍穂高連峰 難易度;☆☆
山行日;2001.9.29()〜9.30()
ルート
(高低図)
第1日目;新穂高温泉-槍平-西鎌尾根-槍ヶ岳-槍ヶ岳山荘
第2日目;槍ヶ岳山荘-飛騨乗越-飛騨沢-槍平-滝谷出合-雄滝-新穂高温泉
写真集
     その1      その2

ガイド&感想  第1日目 ルートは完全無欠の一般道。当初は槍平から南岳新道を経て南岳で1泊、 2日目に朝日を浴びながら主稜線を北上し槍を目指す予定だったが天気予報で2日目が悪そうなため新穂高温泉〜槍の往復に変更。 行きと帰りで少しでも変化をつけたいため飛騨沢〜稜線まで行きは西鎌尾根ルート、帰りは飛騨沢ルートを選択。
 槍平までは単調な道。槍平で強烈な睡魔に襲われて昼寝&昼食。槍平からは全然大した事無いはずの道なのに、 学生時代はコースタイムを大幅に短縮できた道なのに、今回は体が重い。日頃の疲れが溜まってるのと前日の睡眠不足が あるとは言えあまりにも情けないほどバテた。
 西鎌尾根に上がると展望が開くとともに冷たい秋の風の歓迎を受けた。粗相を1発かまして体を軽くして西鎌尾根を登る。 西鎌は2回目なんだけどやはり前回学生時代に登った時と比べるとかなり辛い。西鎌は楽だっつう印象が残っていたんだけど…
 それでも休憩・昼寝etc.込みで若干コースタイムより早く槍の肩に着いて一安心。日陰には新雪も残っているだけあって気温は低い。 テントを張って槍ヶ岳へ。作者は2年ぶり5回目の登頂。同行の小林は初めての槍。いつもはクールなこの男もさすがに感動したらしい。 頂上からは文字どおり360°の大展望。今年の夏歩いた薬師・黒部五郎・鷲羽・水晶・赤牛などの山々もよく見える。 東側には影槍もはっきりと映し出されている。大喰岳には新雪が輝いている。 景色に感動しているといつのまにか日が落ち始めていたので慌てて下山する。ちなみに下山直前の山頂の気温は既に氷点下2℃。
 肩に着くと槍が夕日を浴びて赤く染まりはじめている。某有名山岳写真家が撮った1枚の写真を思い出し、 小槍が見えるポイントまで下りて夕焼けで赤くなった小槍を撮影。落日後稜線がガスりはじめ、 テントに逃げ帰って鍋して午後7時頃には就寝。しかしあまりの寒さに夜何度も目が覚め寝つきはイマイチだった。
 第2日目 朝5時20分に目覚めて外を見ると一面のガス。御来光を拝めそうにも無いので二度寝。 最近山での生活がだらけまくっている気がする。昔は二度寝はもちろん、天気が悪いからルート変更、 なんちゅう事も絶対しなかったのに。
 6時に諦めて起床。雑炊を食って速攻下山。天気が良ければ主稜線を南下して南岳新道経由で下山、 ってのも考えてたけどこのガスと風と寒さで即却下。おとなしく飛騨乗越から槍平に下る。 登りはしんどかったが下りは快適。先行パーティーを次々と抜いて行く事に快感を覚えながらあっというまに槍平。 そこから先もガシガシ下って滝谷出合。体力が有り余ってたので雄滝まで行ってみる事に。 正規ルートではないとは言え河原ルートだけにルートファインディングは容易。30分ほどしてようやく雄滝の下へ。 左手には小さな雌滝も見えるが目的は豪快な雄滝。滝谷出合からも見えるけどやはりすぐ下から見上げる方が迫力がある。 しかし滝自体の迫力よりも周囲の岩のド迫力に吸い込まれそうな気分になった。
 あとは来た道を戻って新穂高温泉着。帰り際に平湯温泉の『ひらゆの森』っちゅうとこに入って終了。 山行とは関係ないけどここの温泉、かなり良かった。温泉好きな方にはおすすめです。




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