My Favorite Mountains No.7

木曽駒ケ岳〜三ノ沢岳〜檜尾岳 山域;中央アルプス 難易度;☆☆
山行日;2001.10.6()〜8()
ルート
(高低図)
第1日目;北御所登山口-うどんや峠-伊那前岳-木曽駒ヶ岳-頂上山荘
第2日目;頂上山荘-宝剣岳-三ノ沢岳-濁沢大峰-檜尾岳-檜尾避難小屋
第3日目;檜尾避難小屋-檜尾根-檜尾橋バス停
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ガイド

感想
 第1日目 朝、家を出るときから天気は快晴。 いい気分で菅の台バス停駐車場に着くとものすごい人の数。 バスは臨時便が多数出てはいたものの予定の時刻には全然乗れず、およそ1時間ほど並んでようやく乗車。 今回はロープウェイを使わずに登る予定なので途中の北御所登山口で下車。 満員のバスで途中下車は自分だけのため北御所登山道に入ると完全な一人旅。 退屈な林道歩きではあるけど時折見える檜尾根の紅葉などを楽しみながら行けた。 約1時間ほどで林道終点、登山道へ取りつく。整備もなかなか行き届いていて歩きやすい登山道だ。 清水平で休憩してもう一息でうどんや峠。なぜうどんやなんて名前がついたのは分からない。 とーぜんうどん屋があるわけもなし。ここらあたりから木々が色づいていて目を楽しませてくれる。
 うどんや峠から先は傾斜が落ちて楽な道。1時間弱で一丁ヶ池。池自体は大した事無いんだけど池の周辺の紅葉は見事。 水の透明度が無い分紅葉が映り込んでいいかんじになっていた。 少し行くと廃道との分岐、それからもしばらく樹林帯の中を歩くが次第に展望が利き将棊頭山方面の紅葉が見えてくる。 やがて尾根を乗っ越すと宝剣岳・千畳敷カールが眼前に飛び込んでくる。 ここから見る宝剣岳はなかなか新鮮。 迫力という点では積雪期に千畳敷カールから見上げる姿が一番だけど、ここからの角度も悪くない。 あとは稜線通しに歩いて伊那前岳・和合山を巻いて主稜線へ。中岳を過ぎると頂上山荘。 テントを張って防寒着を着込んで木曽駒ヶ岳山頂へ。 前回桂小場から登ってきて初めてこの頂きを踏んだ時はガスって何も見えなかったけど今回は360°の大展望。 昼寝して夕暮れを待って撮影開始。 中央アルプスの山並はもちろん、北アルプス・南アルプス・御嶽山・富士山・八ヶ岳と遠くの山々の展望が素晴らしい。 夕焼けに染まる山々を撮影し日が沈むのを見届けたらテン場へダッシュ。 夕飯を食った後は気温がぐんぐん下がって行くのでシュラフにもぐり込んですぐ就寝。

 第2日目 夜明け前、テントから顔を出してみると少しガスり気味。 2度寝モードに入りたい気持ちを抑えて伊那前岳付近へ急ぐ。 前日から御来光見るならここ、と決めていた場所ではあったが肝心の御来光はイマイチ。 期待していたモルゲンロートの宝剣岳も思ったほど赤く染まらず残念。 しかしポイントとしては悪くは無いのでまた機会があったらここで御来光を拝みたい。
 テン場に戻ってのんびり朝食を摂ったらテントを担いで出発。 中岳は巻き道をつかってトラバース。ちょっとした岩場になっており中央『アルプス』にいるって感じがする。 宝剣岳への登りは空身の登山者に追い抜かれながら登って行く。頂上で今山行唯一の記念撮影。 片足立ちでちょっとウケたくらいにして先を急ぐ。
 三ノ沢岳への分岐で荷物をデポして昼飯と水だけもって三ノ沢岳へ。 道ははっきり分かりやすくところどころ目印のリボンもある。 振り返ると中央アルプス主稜の山々が新鮮な姿を見せている。 1時間ちょっとで三ノ沢岳山頂。しかし30分ほど前まで晴れていたのが嘘の様にガスの中。 昼飯を食いながらガスが晴れるのを待つも願い叶わず。 主稜線に戻る途中、ガスの切れ間から青空がのぞくも完全には晴れず。 三ノ沢カールの紅葉を見下ろしながら来た道を戻って再びザックを背負って主稜線を南下する。
 時折木曽側の紅葉が見えるもののガスで写真的にはイマイチ。濁沢大峰を過ぎて最後の登りを頑張ると檜尾岳。 避難小屋はそこから東へ一旦下って登り返した所。 途中、テントが晴れそうな所が数ヶ所あり避難小屋が満員の場合はここらでテントを張るのも手かも。 まぁ、いちおー幕営禁止って事になってるらしいんで非常時の手段ですけど。 避難小屋から3分ほど下ったとこある水場で補給してのんびり過ごす。 水場は地図には無いけど標識があるので迷う事は無いと思います。 ガスで夕焼けが期待できないので日没前に就寝。 避難小屋ははじめ余裕があったけど日没後に駆け込んでくる登山者もいていつのまにか満員になってました。 全部で15人前後くらいはいたのかな?入りきれず外でテントを張ったパーティーもあったようです。 少し窮屈だったけど足を伸ばして寝れたし、何よりテントより数段暖かかったのでけっこー快適に寝る事が出来ました。

 第3日目 朝5時半に目覚めて避難小屋前で御来光を拝む。 前日と同様東の空に雲があったせいで御来光自体はイマイチ。 しかし朝焼けに染まる山々は素晴らしく、特に紅葉盛りの濁沢大峰などは真っ赤に染まり作者を大満足させてくれました。
 朝食を摂ったら行程開始。今日は檜尾根をひたすら下るのみ。まさに『紅葉のトンネル』といった感じの檜尾根をぐんぐん下って行く。 途中1ヶ所道を間違え、登り返す。 間違えた道は踏み跡がけっこうしっかりしていたものの正規の登山道に比べると明らかに狭く途中で道が無くなっていた。 この檜尾登山道、正規ルートには終始標識があるのでおかしいと思ったら標識まで退き返すのが賢明。 赤沢ノ頭くらいまでは順調に下るがしばらくすると笹薮に覆われた道に。 道は良く踏まれていてしっかりしてはいるんだけど笹のおかげで良く見えない。 木の根や石に躓かない様に気をつけるが何度かコケそうになった。 笹薮区間は思いの他長く、うんざりする。それを抜けるとゴールは近い。 やがて道路に出て少し下ると檜尾橋。渡った左手にバス停がありそこで登山終了。 午前中の登りのバスは満員だけど下り線は空席多数。 菅の台で降りて山行全工程終了。
 




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