ガイド & 感想 |
第1日目 作者がはじめて登った北アルプスの峰は常念岳。
その時は一ノ沢〜常念〜蝶〜三股のルートでした。
その後も常念、蝶は別の時に各1回登っていたのですが前常念には行ったことが無く、また、
蝶・常念共に展望が素晴らしく何度登っても良い山だし、何より楽ちんなんで今回久々の蝶〜常念縦走を決行。
メンバーは自分と大学の後輩、がく夫の2名。
三股の駐車場からは稜線が良く見え、気分良く出発。
この三股〜蝶ヶ岳は以前日帰りで登ったルートなので楽勝ってイメージがあったけど、テント背負うとそう甘くは無かった。
途中、ガスが上がってきて展望が利かなくなったものの、へとへとで着いた稜線はガスの上。
がく夫のガス夫伝説破れたりっちゅう事でしばし展望を堪能。
テン場は頂上のすぐ横にあり、テントを張った後はビールで乾杯してお昼寝タイム。
下界では暑くて昼寝なんか無理だろうけど、山の上は涼しくめちゃ快適。
爆睡して目覚めた頃にはいつのまにかテン場も色とりどりのテントでいっぱい。
夕食の鍋もかなり満足して酒飲んでこの日は終了。
楽しみにしてた落日は槍穂方面がガスに覆われてイマイチでした。
第2日目 夜中、目が覚めていつものように星を見るがガスが稜線を覆い、時々見える程度。
それでも時々風が強く吹いた後は山の上らしい満天の星空が見えて満足。理想としては月明かりに照らされた槍穂の写真を
撮りたかったんだけど、槍穂はガスの遥か向こうで無理でした。その前に自分のデジカメ(シャッター時間最長15秒)で
それは可能なのだろうか?でもチャレンジはしてみたいな〜。
朝、ご来光30分前に目覚ましで起きるもまだ一面ガス。10分後に目覚まし掛けて起きて外確認して…を3回ほど繰り返した後、
あきらめて起床。蝶ヶ岳山頂、ご来光を見るにはかなりいい位置にあるので期待してたのに残念でした。
最近、ご来光遭遇率が学生の頃より下がっているような気がする。
山の定番、鍋の残り汁にうどん、の朝食を摂って出発。この頃にはようやく稜線のガスが取れてきたけど槍穂は厚い雲の中。
蝶槍を越えて快適な稜線を歩く。ニッコウキスゲ、イワギキョウなどが綺麗。
2つほどピークを越えた後に常念岳。途中、一瞬だけ槍が顔を出したものの常念山頂からその雄姿は拝めず。
1時間以上山頂で粘ってみたものの槍穂高連峰の雲は厚くなるばかりであきらめて下山。
常念岳山頂から30分ちょい下った前常念岳頂上付近で軽く昼食。
前常念から先はひたすら下り。上部は岩場、次は滑りやすい砂利道とここまではまだ良かったのだがその後の樹林帯の下りが辛かった。
景色も斜度も変化が少ない展望の利かない登山道。前夜に雨でも降ったのか地面は濡れていて良く滑る。
下って下ってひたすら下って、がく夫がポイントゲットして、まだ下って下って、相当うんざりした頃斜度が緩くなって、
三股〜蝶ヶ岳増水時迂回路と合流。そこから少し下ってようやく登山口。さらに駐車場まで500mほど下ってようやく終了。
長〜い樹林帯の下りは精神的にかなり参った。
帰りに蝶ヶ岳温泉入って汗を流して全行程終了。今回は天気にイマイチ恵まれなかったけど雨が降らなかっただけマシかな。
前常念〜三股の道は嫌だけど、三股〜蝶ヶ岳、一ノ沢〜常念は気軽に行ける道なのでまた機会を作って行きたいな〜。
特に三股〜蝶ヶ岳1泊2日とかならかなり余裕のある登山もできるし、お気楽登山したい時に行こうかな。
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