戸倉山(伊那富士) | 山域;南信州 | 難易度;☆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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山行日;2009.05.01(金) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ルート |
自宅−上の森登山口−戸倉山−日向の滝−上の森登山口−自宅 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ガイド & 感想 |
今年のGWは通常5/2-6、にも関わらずうちの会社のGWは5/1-5で嫁と休みが合わず、暇な1日をお金を掛けずにどう過ごそうか?
と考えたところ前から気になっており自宅からも見える南アルプス前衛の低山、戸倉山へ登ってきました。 しかし無雪期の低山に普通に登ったんではあまり面白くないので登山口まで自転車で行って、登山口〜山頂〜登山口は当然徒歩、 そして登山口〜自宅までまた自転車というプランで行ってみる事にしました。 これならガソリン代も掛からないし、昼飯も家でおにぎりを握っていけば無料。 財布に易しく1日楽しめるという我ながら名案です♪ 嫁が出社するのを見送った後、午前8時30分に自宅発。 家から天竜川までは10分ほどの下り道。 小鍛冶大橋を越えてここから登山口のある大曽倉まではひたすら登り。 結果的には登山そのものよりもここの自転車での登りが一番きつかった。 自宅から約1時間で大曽倉への入り口。 左折してからもずっと登りは続き、登山口に近づくほど傾斜が増す。 登山口がイマイチよく分からなかったので散歩中のおじいさんに道を聞きながら 10時5分にようやく上の森(かみのもり)登山口着。 登山口まで分かりづらかったので曲がる箇所を簡単に示したのが↓の写真。 まぁ、地元民以外あまり登る人がいるとは思いませんが、道を教えてくれたおじいさんの話では けっこう遠くからも登りに来る人がいるらしい…
ちなみに国土地理院発行の1/25000地形図には登山道が載ってませんので長谷村(現在は伊那市に編入) 南アルプス体験ネットワークの 戸倉山トレッキングMAPを 参考にするとよいかと思います。 登山口に着いたら10分ほど休憩して登行開始。 シカ・イノシシ除け用のネットをくぐり、新緑を眺めながらのんびり歩く。
しばらく行くとやや急な斜面を登るが自転車での疲れで早くも脚が攣りそう(^_^;) しかし急な部分もほどなく終わって尾根上に出るとしばらくは緩やかな登りで脚も楽に。 新緑やツツジに目を楽しませながわ登っていく。
上の森コースとキャンプ場コース分岐の標識にはなんとQRコードがついていてケータイでこの付近の情報が閲覧可能。 時代も進歩しましたね。 ちなみに作者の持っているAUのケータイからはこの位置から情報が確認できました。 新緑に目を楽しませながら登って行くとやがて展望ベンチ。 名前のとおり展望の良いところにベンチが数個置いてあって中央アルプス南部の景色が見事。
このあたりまでは全く人と会うことなく、静寂な山だったのが金明水に近づくとなにやら賑やかな様子。 金明水には東屋があり、そこで近所の小学生の集団登山の団体が休憩中で賑わっていたのでした。 冷たく美味しい金明水を飲んでしばらく登って11時50分に戸倉山西峰(1670m)着。 ここは中央アルプスの主稜線や遠くに北アルプスの穂高連峰や乗鞍岳の展望が見事。
しばらく展望を楽しんだら綺麗な避難小屋のある鞍部を通って2〜3分ほどで今回の目的地、戸倉山東峰(1681m)。 西峰とは異なりこちらからは南アルプスの展望が見事。 特に正面にそびえる仙丈ヶ岳は立派。 近所の山だし地図から想像するにここから見える山はどれも駒ヶ根市内から見える山ばかりなので あまり期待はしていなかったのですがこの景色は良かったっす。
仙丈を眺めながら昼飯を食べてぼーっとしてまた西峰に戻って普段とは違った角度からの南アルプス塩見岳を 眺めながらして西峰東峰合わせて1時間ほど頂上に滞在した後に下山開始。 展望ベンチの少し上にある沢コース合流点までは来た道を引き返すのみ。 沢コース分岐の標識を左折するとまた人気が無くなる。 しばらくロープ付きの急斜面を下っていく。 道は狭く落ち葉に埋もれているためロープが無いと分かりづらいかも。 ロープが無くなると傾斜はそれほどでもなくなるが、やっぱり落ち葉に埋もれて分かりづらい道。 今回は青いリボンでところどころマーキングしてあったのでそれに従って進むとやがて滝との分岐。 ここでザックを置いて沢沿いに5分ほど登った所に日向の滝と日陰の滝。 ちゃんと滝の横に標識があるので間違うことは無いでしょう。 (日影の滝は水量も少なく、標識が無いと分からないかも) 見事な滝、では無いです。体力・時間がある方以外はスルーしてもいいでしょう。
沢ルートはしばらくは右岸についてますが途中で左岸に渡り、また右岸に渡ってしばらく歩いて 左岸に砂利の車道が現れたところでまた左岸に渡ってあとはところどころ舗装されている林道を 新緑を眺めながらずーっと歩いてシカ・イノシシ除けのゲートをくぐって14時00分に自転車の置いてある登山口に到着。 少し休憩したらあとはまた自転車で自宅まで。 天竜川までは楽な下りでそこから緩く登って途中コンビニに寄り道して端麗を買って14時50分に家着。
お金を掛けず楽しむという当初の目標も達成出来、思った以上の景色に満足の行く1日となったのでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他 |
・熊出没注意の看板もありましたので熊対策は必須です。 ・伊那富士の別名もありますが、駒ヶ根市内からはどう見ても富士山のようには見えません。 伊那市内から見た場合に富士山っぽい感じには見えますが、よくある○○富士と呼ばれる山の中でも 最も富士山っぽく見えない部類に入ると個人的には思います。 駒ヶ根から見た感じはむしろ「ニセ仙丈」と言った方が合ってるような気がするのですが… |