My Favorite Mountains No.23

八ヶ岳(赤岳・阿弥陀岳) 山域;八ヶ岳 難易度;☆☆
山行日;2006.10.14()〜15()
ルート
第1日目;美濃戸〜行者小屋〜阿弥陀岳〜行者小屋
第2日目;行者小屋〜赤岳〜行者小屋〜美濃戸
写真集

クリックすると
数枚の写真が
表示されます

写真集@      写真集A
写真集B   
ガイド

感想
 毎年恒例、大学時代の友人との山行の今年の行き先は八ヶ岳。 面子は一昨年の北岳山行と同じく、作者&嫁、小林、青木君の4人。

第1日目; 今回は以前に作者が日帰り単独行した時よりも短いルートを1泊2日で行くので日程的にはかなり楽チン。
 朝7時半過ぎに作者の家を出て美濃戸まで車で2時間も掛からず到着。 ちなみに美濃戸口〜美濃戸は凸凹の激しい林道のため、ローダウン車は無理です。 作者のセレナも数回底を擦って冷や汗ものでした。 なお、作者は過去に当時乗ってた車で南アルプスの某登山口に向かう途中でガソリンタンクに穴を開けた経験もありますので・・・

 美濃戸のやまのこ村という小屋の駐車場に停めて(駐車場代は美濃戸は1000円/日、美濃戸口は500円/日)、 嫁がやまのこ村の猫いじりに満足したところで出発。
 南沢沿いの登山道をだらだらと2時間ほど歩いて行者小屋着。 たったの2時間と言えど、2年ぶりのテント泊用荷物(今回は18kg)を背負っての登りは辛かった。うーん、病み上がりとは言え体力落ち過ぎ(>_<)

 行者小屋から見上げる赤岳・阿弥陀岳は頂上付近がガスってる様子。 一応この日は阿弥陀岳まで足を伸ばす予定ではあったけど、とりあえずビールで乾杯!!
 それから宿泊手続き、テント設営をしているとガスが取れてきたので阿弥陀岳へ向けて出発。 最低限の荷物(カッパ・水・ヘッドランプ等)しか持ってないので足取りが軽い。 ポイントを稼ぎながら1時間半ほどで阿弥陀岳山頂。
 雲が多く、360°の大展望とは行かなかったが、主峰☆赤岳をはじめとした八ヶ岳の峰々を拝む事が出来て満足。 記念撮影したり景色を楽しんだりしたら来た道をそのまま戻って行者小屋着。
 行者小屋から眺める景色の中でも大同心・小同心を擁する横岳西壁の眺めは圧巻。 それが夕日に照らされて赤く染まる姿は特に印象的でした。自分の写真の技術が未熟なため、この迫力を伝えられないのが残念です。

 おでんをつつきながら酒を飲んで、午後8時前には睡魔に襲われて就寝。
 夜10時過ぎ、トイレに行くためにテントの外に出た瞬間、思わず息を飲む。 作者のこれまでの人生で1、2を争うほどの星空の大パノラマ!! この感動は言葉でも写真でも伝える事が出来ませんが、これを見るだけでも山に登る価値は十分にあると思う。 寝てる小林達も起こしてみんなで星空鑑賞。お決まり?の流れ星の演出もあって最高でした\(^o^)/
 テントに戻って2度寝するも、あまりの寒さに時々目が覚める。そして、朝3時に目覚ましが鳴って起床。


第2日目;  久しぶりの山での定番朝食、チキンラーメン(今回は豪華?生卵付き)を食べて4時半には行動開始。
 地蔵尾根はいきなり急登。ただ、道は分かりやすく、ヘドランでのルートファインディングは容易であった。 森林限界を超えると鎖場、梯子場が続く。うっすら明るくなる中、予定より早く5時半には稜線着。 森林限界から稜線までは雲一つ無く、かなり期待してたのだが、なんと東の空には嫌〜な雲(>_<)
 それでもしばらく待ってると遠くの北アルプスが赤く染まり始め、「山の朝」を久しぶりに堪能する。 特に雪化粧した後立山連峰の美しさが印象的だった。

 しばらく朝の景色を堪能したら早くも今回の山行最後の登り。 急登ながらも写真を撮ったり景色を楽しみながら登っていくと30分ほどで八ヶ岳の主峰☆赤岳(2899m)の山頂。
 青空の下、期待通りの360°の大展望。遠くは浅間山、四阿山、妙高山、北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、富士山、奥秩父の山々。 近くには八ヶ岳連峰の山々、蓼科山〜権現岳が望める。一昨年、雨で景色がほとんど見えなかった北岳も今日ははっきり見える。 作者はこういった山頂からの景色が大好きで、単独行の時には山頂に1〜2時間くらいいる事もあるが、 流石にこの時期の朝の山頂は寒く、この風景を目に焼き付けて記念撮影までメイクしたらとっとと下山。

 下りは文三郎尾根より下山。登りの地蔵尾根同様、鎖場の多い岩の道。 昨日登った阿弥陀岳を眺めながら歩く。稜線から離れると何箇所か長い梯子や階段があって登りの人達は辛そうだった。
 日陰ではこの寒さのため、あちこちで霜柱が立っているのも見られた。樹林帯に入り、しばらく下ると行者小屋着。

 行者小屋の水場を見ると、なんと氷が張っている。昨夜の気温は分からないけど、氷点下だったのは確か。 そりゃ寒くて目が覚めるわな・・・
 ちょっと休憩してテントを畳んだら昨日来た道をそのまま下山。 1時間半ほどで美濃戸についたら作者はきのこ汁、嫁はソフトクリーム、小林&青木君はビールで乾杯。
 最後に昨日冷や汗ものだった林道を、昨日以上に冷や汗を掻いて下って、温泉入って無事帰宅。
 2年ぶりのテント泊登山でしたが、やはり山はいいな〜と思った1日でした。
 




inserted by FC2 system